Brazeのカタログを使ってパーソナライズしたメッセージを配信してみた
Brazeにはカタログという「CSVでまとめた外部データを取り込んで、それらの情報をメッセージに挿入することができる機能」があります。
カタログの利点は「すぐに実行できる」「エンジニアの開発不要」など、技術的な知識がなくても実践できる部分です。
今回こちらのカタログ機能を使ってメッセージ配信までしてみたので、そちらの手順を紹介します。
カタログ取り込みの手順
まずカタログで外部データの取り込みまでやってみましたのでそちらから紹介します。
左メニューのカタログをクリック。
CSVを入れる欄が出てくるので作成したCSVを準備します。
CSVについては以下ドキュメントのリンク先でも確認できますが、サンプルがあるのでそちらを複製して使うこともできます。
ちなみにサンプルにあるCSVは以下の感じです。
今回はテスト配信でもあるので、こちらのサンプルをそのまま使ってみます。
サンプルのCSVを突っ込みます。
CSVの中身を列毎のデータで指定できます。
今回は全て文字列なのでそのままにします。
カタログ名を命名してカタログを処理をクリックします。
この時につけるカタログ名がメッセージ挿入時の変数名として表示されるので、管理しやすい名前にしておくのがいいです。
カタログが作成されると以下のような画面になります。
こちらでBrazeへのカタログ取り込みは完了です。
メッセージにカタログを挿入
取り込んだカタログをメッセージに反映します。
メッセージへのカタログの反映は添付の青アイコンの+をクリックします。
下の画面はプッシュメッセージの編集画面ですが、タイトルおよびメッセージ両方で挿入ができます。
カタログの挿入をしたい場合は個人用設定タイプでカタログアイテムを選択し、カタログ名でカタログ取り込みの際につけたカタログ名を選択します。
下のカタログアイテム(最大3個)の欄では取り込んだカタログのIDとなる部分が選択できます。
このIDで指定したレコードがメッセージには挿入できます。
さらにその下の表示する情報に挿入したい列を指定します。
ここまでがメッセージに挿入したいカタログ情報の設定になります。
実際に今回まとめた情報は以下のようになります。
プレビュー画面で確認すると「新作サングラスのお知らせ」の下はカタログの情報が挿入されるようになりました。
実際にスマホへ配信するとこちらのように表示されました。
まとめ
今回初めてカタログを使ってみましたが、実際に触ってみてノーコードで実装できるため、非エンジニアの方でもすぐに使うことができる機能だと思いました。
Brazeではメッセージに外部データを連携させる機能でConnected Contentもありますが、こちらはAPI連携が必要となるため、API機能がないデータを挿入させる場合、エンジニアのリソースが必要となってしまいます。
CSVアップロードでデータが十分活用できるのであれば、カタログを使ったメッセージでパーソナライズ化を測るやり方も施策の一つで取り入れるのはアリだと思います。